cannibaljapan2020.01.30

キャンニバル ジャパン アスリート 谷 新吾 選手 IRONMAN World Championship レポート




IRONMAN World Championship 2019.10.13 所属:タチバナ接骨院・西京味噌 谷新吾

キャンニバル ジャパン契約選手 谷 新吾選手(タチバナ接骨院・西京味噌所属)。
2019年10月13日に開催されたアイアンマン・ワールドチャンピオンシップ出場されました。

IRONMAN World Championship
【開催日】2019年10月13日(日)
【開催地】アメリカ ハワイ島 カイルア・コナ
【競技内容】スイム3.86km バイク180.2km ラン42.2km
【結果】日本人3位 男子年代別50-54 15位  総合タイム 09:56:21
【使用ギア】
スイムゴーグル:VIEW/DELFINA
スイムスキン :ヴォラーレ
トライスーツ :キャンニバル/スペシャルTani
レースベルト :キャンニバル
ランキャップ :キャンニバル/トラクターキャップ
ソックス   :premier/COMP
サングラス  :premier
ヘルメット  :スペシャライズド/S-WORKS TT
バイク    :FACTOR/スリック
ホイール   :コリマ/32mmS+&3スポーク
レースタイヤ :パナレーサー/RACE A-EVO4チューブラー
ハンドル   :51SPEEDSHOP
サドル    :クービー/232T
ペダル    :タイム/XPRESSO
バイクシューズ:スペシャライズド/ Torch 2.0 Road
ランシューズ :ニュートン/ディスタンス7
補給食    :メダリスト/エナジージェル
チェーンオイル:スクワート
バイクケース :premier安全第一


谷新吾選手にインタビュー形式でレポート頂きました。

Q1
現地到着されてどのように感じされましたか?

A1
暑さもハワイ島らしくて、きたな・・・という感じでした。

Q2
レース前まではどのように過ごされましたか?

A2
次の日、その次の日、スイムのスタート時間に合わせて、
スイムコースを軽く流しました。
いつもボートが練習会場にありますので、そこでコーヒーを飲んで帰ってくるとう感じです。
そこで選手もたくさんいます。
あとは、バイクも乗りすぎないように気をつけながら、コースの路面状況、風の状況を確認しました。
バイクは、クリーンKを乗りました。

Q3
いよいよ大会当日ですね。

A3
今回は、宿泊したコンドミニアムから車で向かいました。
以前は海の中に待機して、一斉スタートでしたが、
ウェーブスタートでしたので、スタート前はカメハメハホテルでゆっくり過ごしました。
プロのスタートの号砲を聴きながら、いよいよ始まったなと思いました。
前のグループから、きっちり5分ずつのタイム差でスタート。
私は、50歳以上の男子のグループなので、メンズグループに混ざっている、
という感じでした。周りの方の年齢はさっぱりわからないですね。



Q4
スイムはいかがでしたでしょうか。

A4
今回は、ウェーブスタートで、少なめでしたので、
バトルというバトルがなく、泳ぎ出しができました。
現地に入った時から思っていましたが、波もなく穏やかで、泳ぎやすいように思います。
以前は、水中の冷たく感じて、うー寒い、と感じましたが、
今回は全体的に冷たいこともなく、波が穏やかで泳ぎやすかったです。
あとは、少人数でのスタートだったので、ブイが確認しやすく、
まっすく泳げた気がします。

Q5
好調な滑り出しでしたね。

A5
そうですね。
前回参加した時は、1500人~1700人くらいでしたが、
今回は、2,500人の大人数の出場でしたが、
トランジットは以前と同じ場所でした。
前が遅かったら抜くのが大変なくらい、トランジッションの中の通路が狭いです。
着替えのテントの中は混み合って、ごった返していましたが、
その間を縫うようにして、トランジットをしました。
慌てずにトランジットできたと思います。




Q6
バイクはいかがでしたでしょうか。

A6
トランジットを出て、最初にカメハメハホテルを通って、本線に出ます。
パラニ・ロードの交差点を少し登っていきます。
パラニ・ロードを上ると、有名なクリーンKハイウエイが始まります。

平地になってから、シューズを履いて、アウターギアに入れました。
第1の折り返しまでは、バイクの調子を見ながら、自分の走りを見ながら、走りました。
序盤は、レベル的にも似たり寄ったりなので、抜くことも抜かれることのなく。

パラニ・ロードを上から降りてくると、追い越し禁止区間になって、
それが終わると、平地になって折り返しになります。
そこからやっとペースが掴めてきたように思います。

ウェーブスタートの影響が大きいと思いますが、その時点では集団で交わることはありませんでした。
バイクコースは、以前と比べると、道路整備も進んでいました。
街頭があったり、サイクルロードがあったり、路面もスムーズで走りやすかったです。

前半は、なかなかスピードが上がらなかったり、もう1つ行きたくても、攻めきめない。
調子が上がったり下がったりと、気持ちと体がチグハグのような感じでした。
後半になってから上がってきた。

前半は、KONAウィンドが吹いていなかったですね。後半粘って行きたいので、それには助かりました。
これが最近風がないな、と言われるコナの大会なのかな、というくらい風がありませんでした。

折り返ししてから、向い風が出てきました。
いやらしい風ですね。ずっと前から吹いてくるみたいな。
これだ、これだ、と思いながら、
後半は、気持ちを入れて走りたい、と思いながら、走りました。

以前は、脹脛にレースナンバーを明記していたので、周りの方のナンバーを
確認することができたのですが、今回はありませんでした。

なかなか周りの方のナンバーを確認できなかったので、
エイジの誰と競技しているのだろうかと、思いましたが、
みな同じ条件なので、
どのように気持ちを前に持っていけるのか、それが大切だと思います。

そうゆう意味では、スイムから上がって、急坂で登ったところに、
うちの家族がいたので、大体の順位を知ることができました。
選手を追うトラッカーで追ってるので、それが目安になりました。
エイジ入賞の5位が目標なのですが、
この時、60何位と教えてもらいました。

Q7 ランが始まりますね。

A7
気持ち的には切れることもなく、
まだまだ体力もあったので、ここから頑張っていこうという気持ちでいました。

コミコミのテントの中で、準備しながら、
テントを出てすぐにストップオッチ押して、
ランコースのアリードライブに入って行きました。

誰を目標に行っていいのか、わからなかったのですが、
唯一わかっていたのは、バイクで竹谷選手に抜かれていたのはわかっていました。

他の選手はどの選手が同じエイジなのか、わからなかったのですが、
竹谷選手はわかるので、竹谷選手とどのくらいにランですれ違うのかとそれを一つの目安にしました。

ランコースのアリードライブで最初の折り返し。
かなりの差が竹谷選手とできていました。
周りのエイジの方の状況が分からなかったので、
わかる竹谷選手を目指して走っていたのは事実ですね。

みんな、なかなかランでも抜けないんですよ。みなさん予選会勝ち抜いてきてるので、速いです。
そんな中でも、一歩一歩。
バイクと同じように、クィーンハイウェイ、ナチュラルエナジーラボ、と補給がありますので、
前半から油断ぜずこまめに補給を取りました。

みなさん苦しい時間に入ってきてますので、楽しいのはエイドステーションです。
そこで、味の変わった物を食べたり、コーラ飲んだりでスカッとしたり、持ってきたメダリストをとったり。
アリードライブはコース的には良くて、行きも帰りも応援が切れることがないのですね。
細かなアップダウンがありますが、応援も手伝って、ついついスピードが上がっています。
ランコースの中でもパラニロードの上り。選手の応援が最高でしたね。

この時にエイジの順位が30半ばと情報をもらいました。
まだ30人いるのか、と思いながら、頑張ろう、と思って、
クイーンKハイウエイ、エナジーラボを目指しました。
同じようなペースで走っているので、そのペースに乗りながら、走り続けました。

一番本当我慢どころ、第2折り返し。
敷地内に入ると、エナジーラボ路面が良くなったので、走りやすくなっていました。

もう1回クイーンKハイウエイに戻ったら、残り10km。
キープする。キープする。その1念だけで後半を迎えていました。

すれ違う方の中でも、日本人の方と沢山すれ違うようになっていて、
声かけてくださったり、できるだけ声を返したりとか。
一番しんどいところでしたが、
竹谷選手ともお互いに自然と声を掛け合いました。
ロングは体調が関わってくので、竹谷選手は内臓に疲労がきたみたいで、
クイーンKからは僕が先行する形になりましたけれども。

残り10km。アーリードライブと違って、何も遮る物が前になく、
前を走っている選手になかなか追いつけませんでした。
実はそうゆう時に、日本人女性の方がきました。
いいペースで走れられてきて、僕に追いついてきました。

その方と、4分40くらいで走って、2人でしばらくデットヒートでした。
追いつかれたという事は、負けてる状態なので、これは負けられんと思って。
引き離したり、追いつかれたり。
結局負けはしましたが、あれだけ一緒に走れて感謝ですね。

表彰式でわかったのですが、アイアンマンで実績があって、
今回、唯一日本人で表彰台に上った西村選手でした。
旦那さんもいて、お子様もいました。
すごいですね。強烈でした。

僕の走りも、結局は、エイジ別15位でしたので、目標は達成できませんでした。
5位の選手と20分くらい差がありました。
世界のレベルとは差がありました。
僕には、休んでいた10年ブランクありますが、
このブランクがあったからこそ、またチャレンジしたいと思ったと思います。
さすが、アイアンマンハワイは世界最高峰の大会と改めて、感じてました。
最高です。




Q8
またKONAへチャレンジはされますでしょうか。

A8
現地でも、多くの方に声をかけていただきました。
僕自身のように長年アイアンマン競技されている方に、「谷さんの走り見れました。」
と言って頂きました。
また、初めてハワイに参加された若手の選手の皆様とのお話致しました。
いろんな人がハワイを目指してますし、もっとみんなの方に挑戦してほしいと思っています。

出場前は、今回出たら、次は何年かかるかと思っていましたが、
今は、チャンスがあれば、次回また参加したいと思います。
年代別15位。悔しい気持ちが日に日に高まっています。

アワードパーティーの時に振り返っている自分がいました。

今まで何回かコナにチャレンジしてきましたが、
今回は、新人のような気持ちで参加できました。
以前とは、カテゴリーは変わりましたが、世界中の選手と勝負できるのは、
自分目標にて最高だと思います。

Q9
応援の皆様へ一言お願い致します。

A9
たくさんの方にライブをご覧になっていただきながら、応援していただきました。
いつもたくさんの応援をいただき、挑む気持ちをいただいております。

KONAの挑戦は、久ぶりでしたが、新しいまた自分の可能性と、
未来の自分へ挑戦する気持ちを今回のハワイでもらえたような気がします。

次もまた谷新吾に自分自身期待するとともに、また皆さんの応援に応えられうように。

またまだ谷新吾の挑戦が続いていくと思いますので、
応援のほどよろしくお願い申し上げます。そして皆さんのトライアスロン ライフを応援していいます。


谷 新吾選手ありがとうございました。